小さいながらも貿易会社の経営者として辣腕を奮う一方、家に帰れば二児の良き父として、そして良き夫として生きる40代男性が、調査員としてある高級会員制会員制交際クラブに入会し、女性会員と出逢い、妻子にナイショでこっそり交際するまでの顛末を極秘報告!
※プライバシー保護のため、写真は全てイメージです。
サラリーマン時代の同僚で、もう20年近くの付き合いになる友人Kからしつこく誘われていた会員制交際クラブ「C(仮名)」とやらに連絡を入れてみる。
電話に出たのは、声の感じでは年のころ20代半ばといったところだろうか、若そうだが落ち着いた話しぶりで、しっかりした対応が好印象の女性だ。会員制交際クラブがどんなことをするところかは友人からなんとなく聞いていたので、すぐに入会方法の説明を催促する。すると、入会するにはスタッフとの面接にパスしなければいけないという。これは初耳だった。そういう大事なことを伝えないのがKの悪いところだ。
それはそれとして、やはり面倒だなと少し興味を失いかけるが、一度乗った船だと自分を奮い立たせ、面接の日時を決め、そそくさと電話を切る。
面接当日。
仕事を早めに切り上げ、クラブの事務所があるという街・Hに向かう。
面接までにはまだ時間があるので、車を駅近くのコインパーキングに入れ、少し街をブラブラする。メインの通りから1本路地に入る。数年前、不倫相手とよく行ったレストランがまだ営業していた。また懲りずに同じようなことをしようとしている自分に苦笑する。
アポ10分前になったので、H駅まで戻り、約束どおりクラブに電話を入れる。
電話に出た女性スタッフのナビで、駅から2分ほどのオシャレな概観のビルに誘導される。事務所のインターホンを押す。オートロックのドアが開く。部屋の前に着く。玄関が開き、奥の部屋に案内される。「ここがクラブの心臓部か」。
清潔にされてはいるが、女性会員を写すためだろうか撮影用の機材らしきものもあり、一見殺風景ではある。しかし、さりげなく配置された装飾品はなかなかのレベルのもので、高級会員制を名乗るだけのことはあると少し感心する。
やや深めのソファに腰を下ろし、サイドテーブルに置いてある雑誌の記事を読むでもなく、ぼんやり眺めていると、電話で対応してくれた女性だろうか、ルックスの整った女性スタッフが書類を手にし、私の前にやってきた。
彼女が差し出した名刺には、会員制交際クラブC代表と銘打ってある。「この女性が代表なのか」。
一人で会員制交際クラブを運営しているのかと聞くと、あと4名の女性スタッフと女5人で運営しているという。会員制交際クラブなんてものは怪しい危ない男がやっているのだろうという予想は見事に裏切られる。
彼女から入会の手続きの方法や入会資格、女性会員とデートするまでの流れなどの説明を一通りされる。年収はもちろん氏素性なども詳細に聞かれると思っていたが、この予想も簡単に裏切られる。面倒なことにならなそうでホッとする。免許証の確認など事務的な作業はいたってシンプルで、利用規約に目を通すと、もう入会の手続きとなる。
どうやら入会審査にはパスしたようだ。
会員制交際クラブの多くは、紹介できる女性のレベルによりさまざまなプランを設定している。もちろん、ここCも同様だ。もとから入会を断る気などないが、一応どんな女性が入会しているのか気になるため、女性会員の写真付きリストを見せてもらう。
「これは一部ですよ」と彼女は言ったが、それでもそのファイルの厚さは相当のものだった。会員制交際クラブを利用する女なんて安っぽい女だろうと高をくくっていた私は、ここでまたも裏切られることになる。実際の職業がモデルか客室乗務員かは定かではないし、そこには興味もないが、ルックスだけは確かにそれらの職業に就いている女性の中でも上位にランクされるであろう外見の整った女性がそろっている。
「ふむふむ」などと気取ってファイルをめくるが、内心はテンションがかなり上がっている。女性スタッフにそれを悟られないようにするのが大変だ。悪友Kが熱っぽく語っていたことを、今やっと理解する。
「いかがでしょうか?」と女性スタッフの声がする。
ファイルに夢中になっていたようだ。
ファイルを閉じ、女性スタッフを見てコクリとうなずく。向こうもニコリと微笑む。完全に心の中を読まれている。
「なにかご不明な点はございますか?」と聞くが、もはや質問などはない。早く入会して、デートのセッティングをお願いする、ただそれだけだ。
「入会しようと思うので、手続きをお願いできます?」。
なんとか平静を装い、そう伝える。
「プランはいかがいたしますか?」と女性スタッフ。
プランはKよりワンランク上のミドルグレードのプランにしよう。Kの紹介のおかげで、初回の女性紹介料は無料なのだから。指定どおりの入会金をその場で支払い、入会の手続きを終える。
いよいよ女性を指名する段だ。女性スタッフがキャビネットからさらに数冊のファイルを持ってくる。
すべてに目を通したいのだが、全部を見切れない旨を伝えると、会員になった男性にだけ発行されるIDとパスワードで、会員専用のホームページから女性会員のプロフィールを閲覧できるという。これもKからは聞いていないことだった。毎回利用するたびに、この事務所に来なくていいのは非常に助かる。
IDとパスワードを受け取る。指名とデートのセッティングは紹介料の振込みを確認し次第すぐ行うということなので、明日またクラブに連絡することにし、今日はクラブを後にする。
とうとう某会員制交際クラブに入会した板倉氏。
帰宅後、いよいよホームページで女性会員プロフィールを閲覧。そして…!?
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